京都・滋賀でフラワーアレンジメント教室を始めて35年。
今回はお花と心のつながりに気づいた頃のお話です。
フロー・デ・リーのフラワーアレンジメント教室は毎月2回、決まった曜日に決まったメンバーでレッスンをします(35年続いています)。そうやって、みなさまの人生の起伏をとなりで自分ごとのように感じさせていただいたことが心とお花のつながりに気づいたきっかけだと思います。
特に35年以上前は専業主婦が全盛期の時代です。通って下さる方の8割が家庭の奥様。家庭のご事情やご主人の働きっぷり、お子さんの成長や自身の喪失感など、内容は違えど、共通話題に事欠くことがなく、実に多くの話題を自分のことのように見聞きさせて頂きました。
のりこえなきゃいけない【なにか】に出会うのは誰しもおなじ。
人生のアップダウンがある時に、笑顔で乗り越える人もいれば泣きながら乗り越える人もいたり、嵐が通り過ぎてからご報告をくださったり。本当に起きることは似通っていても、結果は千差万別です。
同じような出来事でも、人によって対処の仕方や結果が全然違うなぁ・・・。ぼんやりとモノの見方・考え方が生き方を決めるのかもしれないと感じていました。それは日々の作品に感じることにも通じるものでした。同じような花材でも、人によって花材の活かし方やとらえ方が違えば全体の印象や配色は全然違う作品になります。
一方で、レッスン内では作品を通して人と人が影響されたり影響を与えたり、作品や考え方に『つながり』が起こることが多々ありました。一人が面白いアイデアを使ってお花を生けだすと、周りも呼応するかのように影響されて、よく似た表現をしたり、普段の「お好みの枠」を超えた不思議な力が発揮されるのです。そんなことをきっかけに・・・。ん?この人こんなテイストのいけ方をする人だったかしら?なぁんて思いながら数か月、時間を共有しているうちに、いけ方も変われば人も変わってゆき、人生が好転してく人を多く見てきました。
『いけ方が変わると人も変わる。いや人が変わったから生け方が変わってきたのかしら…。』心の状態とフラワーアレンジメントが連動していることを体感させてくださったのは、生徒さんの作品と生き方でした。
当時はお花と心のつながりを人に説明する時が来るなんて考えもしませんでした・・・
#いけかたが変われば人が変わる
#ひとは影響しあって生きている
お花をいけて心を整える。
心花塾はじまります。
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