フラワーコーチ初級①でご紹介した『回復のグリーンリース』
沢山の気づきがあったのでこちらでシェアしておこうと思います。
人が本当に辛い時、あなたならどんな応援をしますか?
今回はスポーツのトップ選手がすごくすごく頑張って、日々の暮らしを全面的に犠牲にしてまでオリンピック代表選考に臨んだのに落ちてしまった。それをサポートする周りの人や本人の心の痛みをどう和らげるのかを参考事例に取り上げました。本気で挑んだからこそこそ、落胆も大きい。トップ選手ならではですが、落選してもクラブを代表する立場には変わりなく日々の練習を休むことは許されない。プライベートでも多忙を極めるトップ選手がモチベーションを保てず暴食に走り立ち止まる。
もう辛くてだめだよって時に、母親に相談すると・・・
「大丈夫。サポートとするから大丈夫。今まで通り頑張れ」
全てのサポートを率先してきた母親はそれでもなお頑張れと背中を押す派でした(笑)。
この選手は、心療内科の先生にカウンセリングを受けたことがあり、どうやったら暴飲暴食が辞められるかを何かヒントを求めて対話を繰り返したそうです。
その時の先生の答えは「そのままでいい。今のままで良いんじゃない」でした。こんなに苦しんでいるのにこのままでいいって…。戸惑いながらも心のどこかがじわっと潤った気がして、カウンセリングを受け続けます。
結局、様々なプレッシャーに負けて引きこもってしまうのですが、そこで気づいたことは、辛さ・弱さ・醜さ、全て自分の心が発しているシグナルで、頑張っているからこその反動信号。ありのままの受け入れて自分で自分を「よしよし」してやることが大切なんだとふとした瞬間に感じます。そうカウンセリング効果を実感するのです。
そこから、頑張ってきた自分や選考に漏れて落ち込んでいる自分を受け止めぼんやりしていると、自分を信じて周りで応援し続けてくれている母や友人の顔が自然と浮かんできてこんなにんも沢山の力に支えられてここまでやってきたんだと感謝とも感じられる気持ちと共に勇気が湧いてきます。
「もう一度戦ってみよう。」
次のオリンピックを目指す気持ちが復活してきました。
「次はいけるよ。まだまだできるよ」と自分の気持ちがついてこなかった時が嘘のように周りの声が声援に変わった瞬間でした。
人の気持ちは不思議なもので、頑張りすぎて気持ちが空回りしていた時には全く人の顔が目に入って来なかったのが、ふと顔をあげてみるとすべてのものが力になり声援になりエネルギーに変わる。
心の持ち方一つで、応援が声援にもなり足かせにもなる。そんな事例でした。
友人であれば、こんなにも頑張っている人を見てきっともっと頑張れとは言えなかったでしょう。でも傍でサポートし続けている親は、あなたが誰よりも頑張れることを信じて疑っていないのです。
時にはその純粋な応援が重荷になり苦しむことがあるけれど、こんな深い愛情でサポートされたらこの先きっと強い意志で夢を叶える原動力になるのだろうなと親の愛の深さに感動しました。芯を持った一貫性のある愛の応援は絶大な力を持つサポートになりますね。
愛を全力で受け止めるためには、少しの休息と自分を見つめ直す回復の時間が必要でした。心を整えてもう一度戦いに一歩踏み出すために必要な癒しをフラワーエールとしました。